不渡手形や貸し倒れがキツイわけ

年末調整とともに個人所得税シリーズの
開幕である。今なお業務改善中であるが
お客さんを取捨選択できるようになった
のでいよいよますます楽しくなってきた。
世の中不況というが勝ち組と負け組があ
るだけなのでまずは勝ち残りたい。今回
は不渡手形や貸し倒れについて簡単に。

商売をしているとまじめにコツコツ頑張っ
ていても予期せぬ事態に陥ることもある。

不渡手形や貸し倒れがそうである。

不渡手形は取引先から受け取った受取手
形が期日に決済されないことを言う。

資金繰りの関係で銀行で割引料を支払い
期日前の受取手形を割り引いてもらうこ
とも多いが、あくまで期日前割引なので
手形発行主の支払能力まで銀行がリスク
をとってくれるほど世の中は甘くはない。

「迎えに行く」というような表現を聞い
たこともあるが、銀行に割り引いてもらっ
ていた手形を買い戻す必要があるのだ。

これが結構キツイ。

手形のサイトは通常3か月から長くて半
年のケースもあり、売掛金の数か月分を
かぶることになるからだ。

通常は手形の不渡を出せば銀行取引が事
実上停止になるので、会社は倒産する。

不渡手形と比較して振り込み決済だけの
貸し倒れはまだマシなようだがそれでも
キツイの確かだ。

最近は計画倒産も多く不渡と同時に法律
事務所から破産申し立ての通知がたった
紙切れ1枚で通知され債権者は途方にく
れる。

キツイキツイと書いたのは会計上は利益
が飛ぶのだが、資金繰りとしては税引き
後の利益として取り戻すのに大変な時間
とそれに見合う仕事量売上利益を上げて
いかなければならないからだ。

税務上は貸倒損失として「確定」した年
や期に落とすことができるが、落とすべ
きタイミングがあり利益が出た時に取っ
ておいて・・・ということは許されない。

最低限の救済として倒産防止共済に加入
していれば累積掛金(最大800万円)
の10倍の貸し付けをうけることができ
るが、給付ではないので低利とはいえ返
済しなければならない。

手形取引はやはりリスクが振込決済の何
倍にもなるので、加入がまだであれば倒
産防止共済には必ず加入しておくべきだ。

中小企業は無借金でないかぎり、銀行に
切られたらおしまいである。

資金繰りや取引先の与信管理など経営を
健全に進めていくにはさまざまな課題が
ある。

自社の経営状態の迅速な把握は大前提で
あることを再認識すべきである。


倒産防止共済
http://www.smrj.go.jp/tkyosai/000771.html




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